子育てが辛いと感じているあなたへお勧めのOOごっこ遊び

a young girl on piggyBac

幼稚園の教師をして25年になりますが、ここ最近の子供たちの様子を見ていて心配に
なることがあります。

子供と一緒にずっと過ごす時間が辛い。
全然、四六時中、子供にまとわりつかれて自分の時間が取れずに、イライラしてしまう。

そういう親御さんが、とても多いということです。

きっと、これを目にしているあなたもいつもそう思っている、または、最近、コロナ禍で、
子供の相手をしている間、全く何も、仕事も家事も手につかないという方もいるでしょう。

全然、子育てを楽しめない。
インスタに出てくるような、整った、綺麗な部屋とは程遠い生活。
自分の時間が少しでも取れたら…と、夢見ている方に、私がかつて、自分の子育て中も、
たびたび使ってきたごっこ遊びわざをお教えします。

本記事の内容

子育ての現実は”上手くいかなくて当たり前”

一般のお母さん、お父さんは、あまり目にしたことがないかもしれませんが、
オーストラリアの幼稚園、保育園に勤めていると、子育てのシビアな現実にぶつかる
親御さんに触れることは日常です。

⋆寝坊して、顔も洗わずとりあえず子供を着替えさせて園まで送ってきた。
⋆子供は朝ごはん食べさせてもらっていない。
⋆お弁当は、昨日食べて出来合いの冷たくなったピザの残り
⋆洗濯してもまた汚してくる。着替える必要がないのに、子供がとっかえひっかえ
洋服を出してくるからどれがきれいでどれが汚れているか区分けできない。
⋆幼稚園に提出しなければならない書類はどこへ置いたか見当たらない。
⋆家からとりあえず子供と通園バッグを抱えて、車に入れて登園してきたので、
くつをはかせてくるのを忘れた。

これら全て、幼稚園教師として日頃から、見聞きする、オーストラリアの子育ての実態です。

人がうらやむようなインテリアに囲まれて、丁寧な暮らし、時間に余裕のある生活を夢見ながらも、現実は、子供がべったりで自分がしたいことは後回し。

家事も、料理も、仕事も全て中途半端になり、そんな自分にいつもイライラしていると言う人はものすごく多いのです。

特に、子供の預け先として頼りにしていた幼稚園、保育園もコロナ禍で、条件の合う子供しか
通園できなくなり、本当に、猫の手も借りたいと思っている親御さんの悲鳴がきこえてきます。
先週から、虚偽の申請書を用意してまで、幼稚園に子供を送ろうとしてくる親御さんが多いのも、理解できます。

今の子育て世代は、いつもスマホやSNSが身近にある分、他人様のきらびやかな生活を
見聞きする機会も多く、自分の、子育ての実態、思い通りに動いてくれない子供や、
協力的でない夫の間にはさまって、イライラしてしまう。

インスタで見かける、誰もが、子育て中であっても、それを専業にせずに
キャリアをつんでいたり、起業をしていて、まるで自分だけが、置いてぼりになったような
気持ちになってしまっている人もいるでしょう。

そんな時、私がいつも言うのは。

miku
miku

いいんだよ、子育てって、上手くいかないことがあって
当たり前。

イライラすることもあるよ。

そして、
その現実に追われてバタバタ過ごしている子育ては、
ずーっと続くものでもないんだよ。

そう若い、親御さんたちに度あるごとに伝えると、
『ええっ! そういうものですか?』

という若いご父兄の反応。

多分、周りに、そういってくれる先輩年代の人がいないのでしょう。

子供と関わる時間をオンとオフで分けていい

そんな、子育て世代若い方に、私がお伝えてしたいことは…

オンとオフに時間をしっかりと分けて、子供と関わる。

オンの時間:子供と関わる時はきっぱりといさぎよく、仕事、自分のしたい事は
諦め、子供との時間として精一杯、一緒に遊ぶ、食べる、学ぶ、そして
一緒に発見する時間にすることです。一緒にお昼寝もいいですし。

オフの時間:子供が何歳で、どれくらいまで一人で静かにしていられるか違ってきますが、ママ/パパは、これから時計の針が12をさすまで、ちょっとお仕事するからね。それが終わったら、一緒にOOするよ。と言い聞かせる時間。

小さな幼児であっても、電話中は他の人に迷惑が掛かるから、叫んだり大声を出したりしてはいけないと、しっかりと何がよくて、何が悪いか具体的に言い聞かせると、子供も理解できて
きちんとそのルールにのっとって行動できるようなりますよね。

それと同じです。 オンとオフの時間をしっかりと理解させるべきだと思います。

子供の「見てみてずっと見てて!」は欲求不満の裏返し

ママ/パパ/先生、

見てみて。 私の事、ずっとみて。
ダメ~。 見ていない。ちゃんと、見ててっていってるでしょう!

と、たまにものすごく、大人から注目されていないと、気のすまない子供がいますよね。
それって、実は、子供も、たーっぷりと、一緒に遊んでもらっていない、見てもらっていない、
時間を取ってもらっていないという、欲求不満の裏返しであることも多いんです。

オンの時間は、もう、自分のスマホをいじることなく、子供と一緒になって遊ぶ。
時間を丸々、子供に費やす。自分の仕事、時間、やるべきことリストはおいておいて、
今、そこにいる子供に自分を100%与える。

そうすることで、親としてもそういう時間を通して子供の特性、そして性格を垣間見ることが
できます。

そして、いさぎよく、自分の時間をあきらめているぶん、へんにイライラせずに済みます。

子供が、何かをこぼしたら、それは、子供に汚れをふき取る学びの場として、やり方を教えて、
時間がかかっても、子供にもやらせてみる。

散らかし放題の子供には、「片付けなさい!」と、声を張り上げるだけでなくて、
どのおもちゃをどこにしまうのが片付けることなのか。

落ちている服は、汚れているものを
洗濯機に入れ、着られるものをもとに戻す仕分けの方法を一緒にしながら、教えて、学びの場に
してみる。

そして、片付けたへや、綺麗になったへやというものがどういう状態であることなのか、
体で理解させる。 そういう体験を、オンの時間に沢山してしまいましょう。

非効率的で、時間がかかるのが子育て

私は、昔、秘書として働いていたこともありますし、効率を考えて無駄を省くことが
好きですが、子育てに限っては、効率化、時短は効きません。
それとは、逆になります。

どんなに物覚えがよく、頭の良い子であっても、どんなに便利なツールを与えたとしても、
子供が何か新しいスキルを身につけるには、平均3千回繰り返し練習しなければいけないという統計を昔、研修で習いました。

自転車は、障害のないスペースで、親が後ろで支えて、手取り足取り教えながら、子供に
乗らせないと、乗れるようにはなりません。

鉄棒や水泳を学ぶことも、練習あって初めてすっと、できるようになるものです。

3千回ずつ、繰り返し、繰り返し、転んだり失敗したりしながら、新しい術を
習得できるのですね。

balance bike

ブランコを一人で漕げない子供が増えている

過去、5-6年保育をしていてもの凄い数の子供が、ブランコを漕げないことに気づいています。

悲しいことに子供を公園に連れて行ってブランコの漕ぎ方を教えたり、
ブランコで遊んでいる間に、他の子が近寄ってきたら順番を譲ってあげるなどは、
親がそばにいてモデルとして、子供にどうすればいいのか、模範を見せてやらないと、
習得できないものです。

ただブランコに乗るだけでなくて、や、知らない子が近づいてきたとき、
『私が終わったら使ってもいいよ』と、他人に対する心づかいや伝える言葉がけは、
自然と身につくものでなくて、誰かやっていたことを見たり、何度も練習して、学ぶものです。

だから、「自分が面倒だなと。 また、時間取られて、やりたかったことができないな。」と
思ったとしても、幼児期に子供に、丸々時間を割いて、親の時間を犠牲にして、たっぷりと、
向き合って付き合ってあげることは、幼児期、子育て期にものすごく大切なのです。

とはいっても、私も、子供のためだけに自分の時間を犠牲にしろと、言っているわけではありません。子育て中であっても、自分の時間、スペース、心の調和が確保されていないと、
子供にも、家族のみんなにも優しくできないでしょう。

お勧めはごっこ遊び

ちょっと、10分だけでも、30分だけ、静かにしていてとお願いする時、最近はどうも、
子供にiPhoneを渡したり、iPadを子守りに使ってしまうことが多いでしょう。

でも、私がお勧めしたいことは、
図書館ごっこです。

このごっこ遊びをする前に、子供が図書館に行ったことがあって、そこでは、皆が好きな本を選んで読んで、人の迷惑になるのでしゃべってたり、大声を出してはいけないというルールを、
教えておかなければいけませんが。

私も、その昔、子供が小さかったころ、よく使っていました。

子供が幼児期に、短大卒の資格から大学へ編入して、教育学部で小学校の免許も取り直しましたので、オン、オフ作戦で、できるだけの隙間時間で家事や買い物、勉強も済ませようと
頑張っていました。

その後、シングルマザーになって、いつも四六時中、私しか子育てする親がいない状況になったときも、この図書館ごっこのお陰で、日中、子供がいても、30分~40分ほどの時間をちょこっと、自分時間に取り戻すことができました。

予定の立て方としては、図書館ごっこを始める前に、午前中に、子供が元気いっぱい
エネルギーを発散できるように、公園や外に連れて行き、ランチもいつも軽くサンドイッチおにぎりなどを用意しておく。

たっぷり身体を使って遊んで、お腹も膨らんだ後、タイマーをセットして
子供にこう伝えるのです。

miku
miku

『これから図書館ごっこだよ。
タイマーがなるまで、静かに好きな本を読んでね。
ママも本を読んだりお勉強するからね。
図書館だから、シーっだよ。
飲み物は、トイレは自分で自由に言っていいよ。

図書館ごっこがおわったら、一緒におやつを作ろうね。 』 とか。

この図書ごっこ遊びの利点は、 数えきれません。

  • 子供が本に親しむ時間が身に付く。
  • 大人も本を読んで学ぶことが大切だと教えることができる 。
  • 図書館では静かに話したり人々の邪魔をしないと言うマナーを教えることができる。
  • タイマーを使うことで、時間配分を学ぶことができる。
  • 自分の生理的欲求(のどが渇いた、トイレ行きたい)などを理解して、大人の指示
    待ちでなく自分の行動を自分で選ぶ癖がつく。
  • 今はOOの時間だから、ママと言わず、待っておくという自己規制力が付く。
  • そして、大人は、デジタルの力に頼らずに、日中ちょこと、
    メールや用事などを済ませることができる。

まとめ

いま、もしも、子育てが辛いとあなたが感じているならば、想像しがたいかもしれませんが、
子育ての辛い時期はずっと続くわけではありません。

ある時からお出かけがもっと楽になり、お出かけにもっていくカバンが軽くなり。
子供もいつの間にか聞き分けが良くなり、自分でできることが増えて、
手がかかることが減っていく。

振り返ってみると、それが子育てで、そのすべての時間を取られる時期は、
意外と短いものです。

オンの時、子供と一緒に走り回ったりお散歩をすることで、子供も喜ぶし、自分のエクササイズにもなり、一石二鳥と考えましょう。

他のママ達とも話してみてください。 インストやSNSで見るような丁寧な暮らし、
きれいに片付いたお部屋で、趣味に没頭するひとは、いないと分かるでしょう。

若いころは、”OOすべき”と思い込みがちですが、今おもえば、そんなルールは自分が作ったもので、それで窮屈に感じたり不便だった自分は、何だったのでしょう。

もっと、子育てを楽しむべきだったし、手を抜いて、お惣菜(オーストラリアはそういう便利なものはないので、自分で作るのが一番美味しい料理になりますが)や、デリバリーサービスなども、使えばよかったと思います。

自分の人生ですから、しばられず、選択できるのならば、自分の体と心にゆとりを持てる方を
選んで、子育てを楽しみましょう。

a young girl on piggyBac

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