【海外で副業】サポートワーカーのお仕事ってどこまでがサポート?体験談4

pulling up the person
本記事の内容

個別対応が必要なサポート

 

今年に入って始めたサポートワーカーのお仕事。
週に一度だけというところから始まりましたが、
サポートを必要とする女性が、スペクトラムを抱えているにも関わらず、
大人になるまで何のセラピーも受けずにやってきたという事実。

 

 

この2週間の秋休みの間、Vちゃんのお母さんとお話する機会が沢山ありました。

本来、Vちゃんへのサポートのお仕事でしたが、裏を返すと、色々な困難にぶつかり、
悩んでいるVちゃんのお母さんへのサポートが色濃くなる2週間でした。

 

思春期になるまで、自閉症スペクトラムということに気が付いてこなかった家族。
彼女は、そういうものだと思い込んで、変わった子供として、学校生活や親戚からまでも
受け入れられてこなかった彼女。

多分、詳しく調べれば知的障害もあるはず。

何故、学校生活を送るうえで、親身になって将来を考えて導いてくれるような指導者に会わなかったのか?

過去を悔やんでも、何の意味もないことは十重承知していますが、考えずにはいられない私。

もう、21歳を超えているので、オーストラリア社会では立派な大人として判断されます。
でも、実際、立派に親元を離れて自立できるかといえば、大きな困難が待ち受けています。

基本的な、食事、睡眠、挨拶、人とのコミュニケーションなどなど、外側は大人ですが中身は
本当に驚くほど、子供なのです。

 

私が、サポートに入る日は、彼女の話をゆっくりと聞き、問題があったら、自己中心的な判断に偏っているVちゃんの気持ちを受けとめつつも、

「OO考え方もあるよ。相手は、OO考えたんじゃない?」と、

客観的な見方ができるよう、話しますが、

そういう考え方を身につけることなく、大人になった彼女にとって、
自分にとって反対を示す人は
全て敵😠 扱いです。” 

 

家族へのサポートも必要

 

私が直接、サポートを提供するのはVちゃんへですが、
Vちゃんの身の回りの世話一切を取り仕切っているのは、お母さん。

 

Vちゃんの持病の看護、サポートワーカーの手配、家の事、経済的なこと、国へ申請する
NDIS(National Disability Insurance Scheme)の手続きまで、Vちゃんのお母さんが、
自分の高齢からくる疲れを押して、全て担当しているのです。

 

私は、まず、心を開いて、色々なことを打ち明けてくれたVちゃんのお母さんに

miku
miku

今まで、一人で抱えてきて大変だったね。

という言葉をかけずにはいられませんでした。
本当に、本職の幼稚園教諭の立場でも、このセリフを言う場面は結構あります。

 

世のお母さんたちは、本当に、一生懸命、自分の子供たちにとって一番良かれと思うことを
身を粉にして与えています。(虐待もある世の中、全ての人がそうだとは言いきれませんが)

私に、”頑張ってきたね。 疲れたね。 自分の心と身体も大事にしないといけないよね。”

って、言われたVちゃんのお母さんの表情は、本当に、ガラッと変わり安堵が見られました。
この二十数年間、誰からも、旦那さんからも、そんな言葉をかけられたことはなかったのでしょう。
本当に、同じ、母親として、女性としても、気の毒でなりませんでした。

 

国のサポートを受けているにも関わらず、Vちゃんの精神面、情緒面、今後の自立を総合的に見て、
どんな補助や、手助け、訓練が必要になるかを見てくれる、Key Workerは、初めの一年を除いては
いないということでした。(多分、食い下がってお願いすれば得られたでしょうけど)

私も、自分の専門は、幼児教育業界なので、
大人の自閉症の方が受けられるサポートには、ほとんど情報がなく。

Vちゃんにとってどんな訓練が受けられるのか、
手探り状態で、ネットや、Facebook内の情報をもとに、
Vちゃんのお母さんと一緒に
大人のための自閉症のグループのコーディネーターに電話で相談するまでに
至ることができました。

 

情報収集は積極的に自分から

自閉症グループの代表者さんとお母さんの会話をスピーカーフォンで聞きながら、
気が付いたのです。

Vちゃんのお母さんが、質問したことに対しては答えてくれるけど、
それ以外の情報提供はしてくれない。

 

ここは、オーストラリア社会。
自分で積極的に聞かないと、相手は先回りして、
情報を教えてくれるわけでない。

 

ああ~、これか。
今まで、セラピーを受けることもなく大人になってしまったという事実は、
的確な質問を、どんどん積極的に求めてこなかったことにあるんだなということ。

 

”VちゃんにはOO特性が強いですが、これってどういうことでしょうか?
そのサポートはどこで受けられますか?
どんな書類が必要になりますか?
どんなグループに入れますか? 料金は必要ですか? ”

 

私だったら、しつこく、相手の専門知識を事細かに説明してもらうまで、聞きまくりますが、
そうでない人もいるのです。
自分で、先回りして、積極的に動かないと、それなりの対応しかしてもらえないのが、
ここオーストラリア。

 

Vちゃんのお母さんに遠慮して、質問事項を紙に書いて、指さしながら、
電話先のコーディネーターとの会話に耳を傾けていましたが、最後に、
質問が終わる前に、会話を終わらせてしまいそうになる
お母さんに代わって、質問してしまいました。

 

あの~、Vちゃん本人のサポートだけでなくて、
その家族、Vちゃんのお母さんってくってくが相談できるような親たちのネットワークの情報もお願いします。 グループがあるならば、詳細を送ってください。

 

ちゃんとあるんです。そういう親同士の、相談の会が。
教師をしていると、子供だけでなく、親御さんたちのサポートが必要になることも多々あります。
多分、そういう援助が、Vちゃんのお母さんには必要。
悩んでいるのは、自分だけでないということを、彼女が知ることで、楽になるはず。

 

専門の心理学カウンセラーをすすめる

 

Vちゃんのお母さんに、私の話は、素直に聞いているようなので(というか、Vちゃんと関わっている人が極端に少ないので、他に人がいないという理由もありますが)

Vちゃんに、
睡眠、栄養、運動、人からの助言をとることの大切さ
スペクトラムの特性があるという現実を受け入れて、生きていくことのきっかけ
を話してほしいとお願いされました。

 

 

でも、このお願い=特に、スペクトラムであることを受け入れるかどうかって
プロのサイコロジスとでも、何度もセッションを受けさせて、少しずつ本人が受け入れていくように
導いていく、難し~いプロセスのはず。

 

私の専門外の、プロの先生でも難関のになることでしょう。

 

彼女が週に一度受けているカウンセラーに相談して、彼女から働きかけてももらうのが一番だよ。
スペクトラムの特性が大きく、Vちゃんの生活態度に影響していることは確かだから。
その心理学者は、彼女のスペクトラムの事を承知の上で、毎週、
アドバイスしているんだよね!?

 

 

この会話の後、お母さん、そのカウンセラーに密かにコンタクトして確認したそうです。

そうしたら、

そのカウンセラー、

Vちゃんが、自閉症スペクトラムであることに気が付いていなかった。
全く、それに合わせたアドバイスを与えていなかった。😫

 

 

 

と答えたそうです。

 

これも、オーストラリアではあるあるです。

大学を卒業して、資格を持っている人全てが、いきなりプロではないのです。
本当に、自分にとって有益な情報や知識を与えてくれるプロかどうかは、自分で判断して、責任をもって探さないといけない国なのです。

 

でも、これって、Vちゃんのお母さんのように孤立無援状態で、何十年も一人でやってきて、
自分の体力、気力もおちてきているような人には、
辛く、気の長くなるようなプロセスです。

 

いつまでサポートしていくのか?

 

困った人を見たら、助けずにはいられない性格というか、
また、姉御肌が、前面に出てしまっているというか、
一体、どこまで、いつまで、私はVちゃんと、その家族を引っ張っていけるのかな…

 

自分でも、心細くなりました。

知り合いの神父様と話すことがあり、その胸の内を打ち明けると、

 

これ以上サポートできない。
自分ができることは、もうない。
という時になったら、身を引けばいいのでは?

 

そうかもしれません。

その時が来るまで。
できることは、やっていきたいと思います。

 

その時が、思っているよりも早くやってくるのか?
Vちゃんが、自分の生活をあらためたい、今よりもより良く生きていきたい。
と感じることができる日が来るのが早いのかは、
誰もわかりません。

 

でも、自分が必要とされるところに、できる限りの事はする。
そう思って、今は、進みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

pulling up the person

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!
本記事の内容