【海外で副業】サポートワーカー~始めてからわかった難問 体験談3

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miku
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サポートワーカーを始めて、直接クライアントさんと関わりながらいろいろなことに気が付いてきました。

マンツーマンであるがゆえに、初めのブリーフィングでは
伝えられていなかった様々な課題が見えてきます。

 

 

 

本記事の内容

クライアントさんを取り巻く家族の縮図

 

サポートワーカーの仕事を、今年から始めているという記事は以前に書きました。

 

週に一度だけ、日本語を教えたり料理を教えるというサポートだったのですが、
一緒に過ごすと、やはりどんどん、相手が情報として言っていなかった事まで
ありありと見えます。

家庭環境や、家庭内の縮図も、努力しなくても、それは言葉や行動のありとあらゆるところに
出てくるものなので、心理学者でなくても、読めてしまいます。

Vちゃんと、過ごしているうちに、家族がひた隠しにしていた事実。
彼女が、自閉症スペクトラムを持っているということが、表面化してきました。

それに伴う、社会から孤立してしまっている現実。

社会と一切関りを持っていない、
同居している母親には人格が変わってしまうかのように、感情的に当たってしまう実態。

数週間前に、いつもは仕事で会うことのない、彼女のお母さんに、

いくつかの疑問を投げかけてみました。

*スペクトラムではないのか?
*鬱の傾向がみえるけどカウンセラーなど専門医にかかる必要が
あるのではないか?
*本人が、「持病のせいで騒音がとてもうるさく聞こえて耐えられない」と言っているが、それは持病の方でなくて、スペクトラム特有の
音、光、触感などにセンシティブになる方からくるものであることを
本人は気づかないのか?

などなど。

 

隠そうとすればするほど問題は表面化するもの

お母さんは、Vちゃんが自閉症スペクトラムの傾向が強いよね、気が付いているのか?という私の問いかけに、物凄く驚いていて、

「どうして分かったのか?」ー そればっかり初めは聞いていました。

でも、私が25年以上教師をやっていて、受け持つ子供の2割ほどは発達障害児で
あったり、自閉症やADHDなどで、そういう特徴を持つ子供に慣れているので
初日からわかっていたと答えると、せきをきったように内情をブワーっと打ち明けてくれたのです。

 

やっぱり。
打ち明けられた事実は、私の思っていた通りの縮図、家族関係、生い立ち。

 

隠していたのは、Vちゃんが、学校生活を通じてずーっと、
過酷ないじめを受けてきたせいで、絶対にみんなと違う、スペクトラムであることを
本人自身が認めたくないからだ
と言ったのです。

 

皆と違うことを隠そうとすればするほど、きっとそれが、きっかけになって、
同年代の子供たちは感ずいて、余計に仲間はずれしていたんじゃないのかな…

隠そうとしないで、オープンに自閉症スペクトラムだから、OOしちゃうような
特性があるけど、それが何か、と学生時代に伝えていたら、
辛い体験は全く違うものになったのか? それは、今になっては誰もわかりません。

 

生活面、精神面、社会性の問題で週に一度カウンセラーにも通っているけど、
本人も、家族も、あまり効果が感じられないという感想。

 

私は、お母さんも同じカウンセラーに時間を取って、お母さんの意見を話す必要があるよ。
Vちゃんだけでなくて、家族として全体的に関わって、サポートしてもらわないと、
付け焼き刃的な、一時的な処置になるだけだで、長期的なメリットには繋がらないよ。と、
伝えました。

 

スーパーヒーローにはなれない

私は日頃から、幼稚園で、子供の問題行動や、行動の裏に隠れているかもしれない発達障害の有無を、受け入れられなそうなご父兄には、

 

“Early Intervention makes better outcomes”
早めの療育が成長した時に大きな違いをもたらす
と、常日頃から言っています。
実際に、そういう論文も何度も目にしていますし、早めに療育を受けたおかげで
ほとんど大人のサポートなしに行動できるようになっていく子供も見てきました。
There is no known cause and no cure, but research shows early intervention makes a significant difference to a child’s development leading to improved outcomes for children with autism, including increased social, communication and daily living skills 
(Boyd et al., 2014; Magiati, Tay, & Howlin, 2012; Prior, Roberts, Roger, & Williams, 2011; Warren et al., 2011).
Vちゃんの場合は、いろいろな問題があったにも関わらず見過ごされて大人になるまで何の療育も、
サポートも受けてきていない状態なんです。
  • 挨拶もままならず、基本的なコミュニケーションも、ごめんなさいも言えない。
  • 母親には、鬼のように残酷に感情をぶつけて当たる。
    (同情するという感情が欠落している。)
  • 人の批判はできるけど、自分の内面を見ることはできない。

”Mikuさんが、来られる日は時間数を増やしてサポート日を増やしてほしい”と、お母さんに強く頼まれました。

でも…  あれ? おかしい。
私は、ケースワーカーでもなく、サイコロジスとでもなく、
たまたま教職をもって発達障害に詳しい、ただ一人のサポートワーカーのはず。
彼女のこれからの実生活に危機感を覚えて、自立できるよう、孤立せず、
一人でも同年代の友人を作れるように、問い合わせしたり、
若者のグループに連れて行ったりしてるけど。
本人自身が、この生活から抜け出したい。
改善して、良い方へ進んでいきたい。
このままではダメだから、一歩前進したい。そして何よりも、
自分の持っているスペクトラムを隠さずに
まず受け入れる姿勢が無ければ、
何も始まらないと、

分かっているんです。
スーパーヒーローのように、困っているお母さん、家族、そして本人自身を
助けてあげたいという気持ちは、強く働くけど、
同時に、経験から、本人自身が動かないと、周りができることは限られていることも理解しています。
とても、複雑な気持ちです。
全てをサポートしきれない、サポートワーカーの仕事。
人が絡んでいる以上、簡単ではなく、一筋縄ではいかない世界です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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