秋の味覚 イチジク
先週末、

イチジクの収穫の時期が来たよ。
新しいひよこも生まれたよ~。
という誘いを受けて、メルボルンから1時間半ほど離れた田舎に住む、
元夫Sの家へ行ってきました。
親鳥のそばから離れようとしない、
生まれたばかりのヒヨコちゃんたちに会って、
午後の、おやつのにいただくチーズプラターに乗せる新鮮な果物を
お庭で収穫。
10分もたたぬ間に
立派なプラターが出来上がりました。
私の大好物のイチジク。
あま~くて、実がしっかり熟れている。
スーパーで買うと、一個ずつの値段が、$3ぐらいして、たくさん買うと割高になってしまいがちですが、Sの家にはドーンと大きなイチジクの木があって、実が熟すまで野鳥に食い荒らされないよう網を張り、実を守ってくれています。
おやつが終わると、
バケツを持たされて、
木の外側の網をめくってくれるSに
「はい、好きなだけ
取っておいで!」
と言われるがまま、中に入り
イチジクを収穫する私。
あっという間に、バケツはいっぱいになります。
今年は冷夏でしたが、それでもオーストラリアの日差しを受けて、濃い紫色に熟しきったイチジクは、気を付けて収穫しないと、ポロっと地面に落としてしまいます。
「終わった~。
こんなにバケツ一杯にとれたよ。」
収穫が終わり、網をめくって
木の外に出してもらう私。

あれっ? ご主人様に操られて、獲物をとってきては、
褒められて、また働きに出される鵜飼いの絵図が、
一瞬頭に巡りましたが😏
まあ、いいでしょうと甘いイチジクのご褒美につられて、
また新たなバケツを片手に網の中に戻っていく私。
蜂蜜収穫の手伝い 三か所も刺された痛い思い
田舎体験の二日目は、夏の間にずっと働き続けてくれていたハチさんの巣箱を開けて、はちみつの収穫をすることです。
前回の蜂蜜収穫の体験談はこちらから。

まるで宇宙服のような防備! 頭部に網面のついた養蜂場で使われるプロテクター上着。
前回、初めてはちみつの収穫を体験して、今回は要領を得ていると思っていましたが、うかつにもハチが反応するという”黒いスパッツ”を私ははいていました。
ちょっと、そのことが気にかかりましたが他に足を守る長いパンツ類をもっていっていなかったので、そのまま防御服を頼りに、Sの手伝いに関わる私でした。

ちゃんとたくさん煙をまいて
蜂を鎮めてね。
丁寧に、慎重にね。
とは、お願いしましたが、蜂箱を開けてビックリ。
もの凄いりょうの蜂蜜が箱の中に詰まっていました。
巣箱を開けられた蜂たちも、大騒ぎ。
” 🎵 ブン、ブン、ブン、ハチが飛ぶ~♩”どころではない、羽音をたてて大騒ぎです。
私は、その蜂蜜ぎっしりの木箱をもって、撹拌機のある場所へ行ったり来たり。
蜂蜜がボテッと落ちたり、Waxがそぎ落ちたりしないように、自然と足早になります。
両足の膝裏を一度にちくっと刺されてしまったんです。
「ああああああああ!」と声は上げましたが(そりゃー、声ぐらいあげるよね)両手で持っていた蜂蜜入りの板は落とさずに済みました。偉い!
防御服を着ているが故に、すぐにスパッツを脱いで、刺された箇所を確認することもできず、そのまますべての蜂箱を撹拌機にいれるまで、我慢の子でした。😖

ゆっくり動作しないと蜂を刺激することになるよ。
という当たり前のアドバイスで、余裕顔のSでしたが、彼も、翌日、足首を刺されて痛みで苦しむことになったそう。 😁
蜂に刺された後、すぐに抗ヒスタミンを飲んでおいたので、私の膝裏は腫れることもなくすみましたが、赤いプチっとしたマークは、しっかりと翌日まで残っていました。
うーん、確かに、深みのある味わいの蜂蜜が収穫できましたが、
この作業は、思っている以上に大変だし、犠牲を払うお仕事です。
どうりで、混ぜ物の入っていない純粋の蜂蜜が、高価なわけですね。

蜂が集めてきた蜜蝋から、一滴も残さぬようHoneyをこします。 原始的な方法ですが、あくまでも一個人の、家庭で行われている作業なので。